じゅくちょうにっき 

じゅくちょうが思ったことや考えている事、その他地藤塾の様子をおしらせします。

やっぱり理解するには言語化しておく事が大事っていう事よね。

 

 

言語化

 

 これ最近よく聞く言葉ですよね。意識高い系の人とかがよくつかってる言葉のイメージですが、最近はそうでもなく。いろんな所から頻繁に聞くようになってきました。

 

 簡単に言うと「アタマの中でモヤッとしている事」を言葉で表す事によって、他人と共有できる状態にする、といった所でしょうか。

 

 人間は言葉を使って思考・表現・伝達等をしていますので、やはり他人に何かを伝える場合には、言葉にする必要がありますし、また自分の中でも言葉にする事で境界がぼやっとしてて、イメージしにくかった事をはっきりと認識できるようになる、といった効果が見込めます。

 

 これジツは勉強していく歳にも非常に大事な事でして、自分の中で言語化する事による最大のメリットは

 

再現性がある

 

という事なのではないかと思ってます。

 

最近、数学の参考書や問題集を解く際に気をつける用に言っている事があります。

 

それは

 

「問題を見た時に解き方を言葉で説明する事ができるようになるようにね」

 

です。

 

例えば、

「二次関数の方程式が与えられています。最大と最小を求めるにはどうしますか」

といった問題に対して、

「平方完成をしてグラフをかき、そのグラフをみて一番下と一番上の値を探す」

といった具合に言葉で説明できるようになる事、です。

 

勿論、書いて求める事も大事ですが、このような感じで言葉で手順を説明できれば、自ずと数学は解けるようになるわけなんですよね。

 

できない子は、ジツはコレができない。

 

二次関数の方程式を与えられて、平方完成して最大値や最小値を出すことはできるんですけど

 

「それどうやったの?」

 

と聞いても、答えられないんんですよね。まぁコレは極端な例の一つではありますが・・・。

 

これは数学の解法の言語化というヤツです。平方完成とかできるんですが、自分が何をやっているか、がわかってない。これは言語化ができておらず、単なる作業をしているだけ、なので応用が聞かない、といった事になるわけですね。

 

といった具合に英語にしても何にしても、まず他人に説明できるように言葉で手順を表す事ができるようになる。コレが理解につながるという事なんだと思ってます。

 

我々のような塾の先生や学校の先生は、この言語化をしっかりして伝えるという事を日々しているから、いろんな問題を解けるようになっているんですよね。

 

という事で

 

言語化する

 

という事を、学習していく際には意識していってもらいたいと思っています。